うどんといえば全国的に香川が有名ですが、北関東民は「うどん」を思い出す人が多いのではないでしょうか。小さな製麺所も多く、生めんが簡単に手に入ります。埼玉のうどんは「武蔵野うどん」と呼ばれ、がっしりした食べ応えとつけ麺なのが特徴。数あるお店の中から、武蔵野うどんと言えばここでしょ、というお店をご紹介します。
元祖田舎っぺうどん 本店
元祖田舎っぺうどんさんは今回伺った本店のほか、熊谷市内に数店舗あります。電車でお越しのかたは市役所前店がおすすめです。注意したいのはどの店舗も営業がお昼帯のみということ。週末やお昼は混雑しますので、時間に余裕を持って行きたいですね。
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田舎っぺ含め、武蔵野うどんと言われるお店はつけめんがデフォルトです。つけ汁は温かいのと冷たいのがあるんですが、食べ応えが全然違うんですよねー。つけ汁選びは大切なので、じっくり選びましょう。麺のかたさも調節できます。
うどんのつけあわせはきんぴらごぼうのみ。そう、お店にはうどんときんぴら、そして汁に入れるトッピングしかありません。お酒もジュースもありませんよ。うどんを食べながら一杯、っていうのはできないんです。ただひたすらうどんと向き合うわけです。
名物のきんぴらごぼう
うどんがくるまできんぴらを食べて待つことに。きんぴらは注文するとすぐ運んできてくれます。そのきんぴらですが、ふ、太い。ごぼうもにんじんも太い。太いけど、口の中に入れると力を入れなくても噛めるほど柔らかなんです。
肉ネギ汁うどん
きんぴらごぼうに感動しているとメインのうどんが到着。太くうねった麺、そして肉ネギ汁。これこれ、これですよね。
肉ネギ汁はお肉もネギもたっぷり。味は豚の旨味がつゆにしみていて優しい味わいです。
麺がつやっつや
そして麺。見てください、何も加工していないのにこのツヤですよ。光り輝いますよねー。歯ごたえはそこまでかたくなく、温かい汁と具が絡みやすくて最高です。食べ終わるまで無言になりますよ。
お土産もあるよ
田舎っぺうどんさんはテイクアウトやデリバリーは行っていませんが、食後のお会計時、レジ横にはお持ち帰り用のきんぴらと短いめん、薬味が販売されています。しかもどれも安いので(そもそもメニューどれもが安い)、短いめんをお土産に買って帰りました。この日は土曜の午前中でしたが、お客さんがひっきりなしでした。さすが人気店!ぜひみなさんも一度行ってみてはいかがでしょうか。