三軒茶屋と下高井戸を結ぶ東急世田谷線沿いのグルメ紹介、今回は持ち帰り専用のお寿司やさんを紹介します。三茶から246と別れるように神奈川県境までつながる世田谷通り沿いは小さな名店が多く、道を通るたびに目星をつけて訪れていますが、今回ご紹介するお寿司は近隣では珍しい「大阪寿司」の持ち帰り。さてさて、大阪寿司とはどんなお寿司なのでしょうか。楽しみです!
松陰神社前駅で下車したら
世田谷線沿線には名所が沢山ありますが、駅名にもなっている松陰神社前駅は一度下車して散策してほしいぐらい魅力的です。街全体が小さめなので沢山歩くこともなければ、車の通行も少ないのでお子様にも安心。商店街を抜けるとすぐ松陰神社が見えてきます。松陰神社は幕末の教育者であり思想家、吉田松陰先生をお祀りしている神社。のどかな場所にあるので気分転換にもおすすめです。
美の輪寿司
松陰神社へのお参りが済んだら、今回のメインのお店へ。駅から世田谷通りに向かった交差点の角にお店があるのでとてもわかりやすいですよ。お店は昔ながらのこじんまりとした店構え。飾らないお店の雰囲気に伝統を感じます。
商品サンプルに迷う
お店が小さく何人も入れないため、前のお客さんの注文が済んだところで入店。ショーケースの商品サンプルの魅力的すぎる厚が押し寄せてきて迷っちゃいますよね。茶巾もいいし、大阪寿司も食べてみたいし…
と、目についたのはかんぴょう巻きとおいなりさんのシンプルなセット。注文を済ませたらお店の外で数分待って、無事ゲットです。大阪寿司なのに大阪寿司買わないんかーい、って、大阪寿司ってどんなお寿司?
大阪寿司とは
大阪寿司とは具材と酢飯を箱に詰めて押し固めるお寿司のこと。箱寿司とも言うそうです。巻き寿司、バッテラ、押し寿司が有名ですね。ああ、たしかにショーケースを見た時、全体的にギュッとしたお寿司が多かったです!
帰宅!
昔の持ち帰り寿司のイメージって包装紙を紐でしばった感じでしたよねー。見た目から粋を感じつつ、包装紙をオープン。
箱もプラスチックじゃなくて紙製なのが最高です。ではふたを開けてみましょう。
のり・いなり7ケ入り
フィルムを剥がした全体写真を撮り忘れてしまいましたので、こちらで失礼いたします。購入したのは「のり・いなり7ヶ入り」です。この日はおいなりさんが食べたかったんですよー。
肉厚で味付けも◎
まずはおいなりさんからいただきます。手に取ってわかる、揚げが肉厚なところにまず惚れぼれ。これまで食べてきたおいなりさんの中でいちばんしっかりしてるな!と感じました。そして何と言ってもお揚げの味付けが濃くないのがいい!関東だからなのか、濃いめでしっかり甘い味付けに慣れていた私にとっては衝撃的。大阪寿司なので味付けが関東とは違うのでしょうかね。今後の調査案件にしていきたいです。
のり巻きも抜群
かんぴょうが入ったのり巻きはシンプルながらも抜群の安定感です。穏やかな酢飯にかんぴょう、そして海苔。お寿司の中では脇役なふたつかもしれませんが、じっくり向き合って食べると奥深い魅力を再発見できますね。
いかがでしたか?
決して派手ではない美の輪寿司さんですが、長年続いている伝統の味を感じることができました。ひっきりなしにお客さんがやってくるのも納得です。松陰神社や世田谷線に乗車した際にはぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか!